WordPress初心者必見!BackWPupのバックアップが『応答しません』エラーになる原因と解決方法

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はじめに

この記事は2024年11月8日に加筆更新しました。

WordPressでサイトのバックアップを取るのは、データの保護や安全性を確保するために非常に重要です。
しかし、人気のバックアッププラグイン「BackWPup」を使ってバックアップを試みたときに、「応答できません」というエラーが発生し、バックアップが実行できないケースに遭遇したことはありませんか?
特に「401エラー」が原因でバックアップが進まない場合は、認証に関する問題が関係しています。
この記事では、この401エラーが発生する原因と、その解決方法について詳しく説明します。
BackWPupでのバックアップ作業がスムーズに行えるよう、順を追って解説していきます。

エラーの回避

401エラーとは何か?

まず、エラーが発生したのは、次のような画面です。
エラーの内容を確認するために、”インフォメーション”をクリックします(次図①)。

backWPup menu

次の図の①のように、”期待されたHTTPレスポンスではありません。ステータスコード 401″と表示されています。

401エラーの主な原因はアクセス制限です。
すなわち、ユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があるページにアクセスしようとしたが、認証できていないことを意味します。

BackWPup error information

まず、401エラーとはHTTPステータスコードの一つで、「Unauthorized(未認証)」を意味します。
つまり、アクセスしようとしているページやリソースに対して、適切な認証情報(ユーザーIDとパスワード)が提供されていない場合に表示されます。
例えば、Web上で簡単に導入できる「Basic認証」という方式が設定されたページにアクセスしようとしたとき、正しい認証情報がないと401エラーが表示されます。
Basic認証は、ウェブサーバーに「.htaccess」ファイルを使って設定するシンプルな認証機能で、セキュリティ対策として利用されることがあります。
この認証は、特定のユーザーIDとパスワードを持つ人だけがアクセスできるように制限をかけるものですが、認証情報がないとアクセスが許可されず、サーバーは401エラーを返す仕組みです。

今、Basic認証のかかったページにアクセスした場合を考えてみます。
この場合、ログインID,パスワードのいずれかが一致しない場合は、ログインできませんので401エラーとなり、ページの内容は表示されません。
このような場合にサーバーはエラーコード401を返すことになります。

BackWPupで401エラーが発生する理由

BackWPupは、WordPressサイト全体のバックアップを自動的に実行する便利なプラグインですが、バックアップ対象のサイトがBasic認証で保護されていると、正しい認証情報が提供されない限りアクセスが拒否され、401エラーが発生します。
このエラーのためにバックアップ作業が停止し、「応答できません」と表示されてしまいます。

エラーの発生例

以下の手順でBackWPupを使ってバックアップを開始したとき、エラーメッセージが表示されることがあります。

  1. WordPressダッシュボードのBackWPupメニューでバックアップジョブを設定し、実行します。
  2. 実行中に「応答できません」というエラーが表示され、バックアップが中断されます。
  3. 詳細を確認するために「インフォメーション」をクリックすると、以下のようなメッセージが表示されます。
    • 「期待されたHTTPレスポンスではありません。ステータスコード401」

これは、バックアップジョブがBasic認証の設定されている領域にアクセスできず、401エラーを返されたために発生していると考えられます。

401エラー解決のための手順:Basic認証の設定

401エラーを解消するには、BackWPupがBasic認証のかかったサイトにアクセスできるように設定を変更する必要があります。
以下の手順に従って設定を行ってください。

ステップ1: BackWPup設定画面にアクセス

WordPressのダッシュボードの左メニューで”BackWPup”(次図①)にマウスカーソルを合わせます。
メニューが展開されるので、”設定”(次図②)をクリックします。

dash board menu

ステップ2: サイトネットワークタブでBasic認証を設定

「BackWPup」‐「設定」メニューの「サイトネットワーク」タブ(次図①)を選びます。
すると、「Basic認証」の項目がデフォルトで”なし”になっていると思います(次図②)。

BackWPup setting menu

この認証部分を”Basic 認証”にします(次図①)

また、Basic認証ユーザー名(次図②)とBasic認証パスワード(次図③)に、認証可能な(WordPressにログオンできる)ものを入力します。
ここには、バックアップを実行する際に認証が必要な情報を正確に入力する必要があります。WordPressのログイン情報とは異なる場合もあるため、必ず正しい認証情報を確認して入力してください。

入力が完了したら、必ず”変更を保存”をクリックして(次図④)、設定を保存します。

BackWPup setting menu 2

これで、BackWPupが認証情報を使用してサイトにアクセスできるようになります。

設定を保存後の確認とバックアップ実行

認証情報を入力して設定を保存したら、再度バックアップを実行してエラーが解消されているか確認しましょう。

  1. 「BackWPup」メニューに戻り、バックアップジョブを再度実行します。
  2. 正しい認証情報が設定されていれば、バックアップが正常に開始されるはずです。
  3. エラーメッセージが表示されないことを確認し、無事にバックアップが完了することを確認します。

エラーが解消されない場合の追加対策

設定を変更してもまだ401エラーが表示される場合、以下の点も確認してみましょう。

  • 認証情報の再確認: 入力したBasic認証ユーザー名とパスワードが正しいか再度確認します。サイトにログインできる認証情報であるかも含めて確認してください。
  • キャッシュのクリア: サーバーやブラウザのキャッシュが古い情報を保持している場合があります。キャッシュをクリアしてから再度実行してみましょう。

プラグインのアップデート: BackWPupのバージョンが古い場合、新しいバージョンにアップデートすることで解決することもあります。

まとめ

今回は、WordPressでBackWPupを使用してバックアップを取る際に発生する401エラーの原因と解決方法について説明しました。
このエラーは、Basic認証が設定されたサイトに正しい認証情報なしでアクセスしようとした際に発生するものです。
設定手順に従ってBasic認証情報を入力し、エラーが解消されるか確認してください。
適切に設定を行うことで、WordPressサイトのバックアップを定期的に取得し、データの安全性を確保することができます。
エラーが発生した際は焦らず、今回の手順を参考に対処してください。

参考にさせていただいたサイト

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