WordPress初心者向け:記事内の文字を簡単に置換する方法とおすすめツールの紹介

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はじめに

この記事は2024年11月11日に加筆更新しました。

ブログを定期的に執筆していると、特定の単語やフレーズを後からまとめて変更したい場面がよくあります。
たとえば、商品名やサービス名が変更になった場合や、誤字・表現の統一を図りたい場合などです。
そうした場面で使えるのが「文字置換機能」。
ほとんどのワープロソフトやテキストエディタで利用されている便利な機能ですが、WordPressの標準エディタでは置換機能がサポートされていません。
WordPressで記事全体の文字(列)を置換するプラグインはあります。
しかし、この記事では、編集している記事単体を対象にしたときの文字(列)置換の方法について書いていきます。
すなわち、WordPressのエディタ内で簡単に文字置換機能を使えるようにするための方法について詳しく説明したいと思います。
この機能を有効化することで、個々の記事の編集効率がぐんと向上し、時間の節約にもつながります。なので、これ(置換機能がWordPressで使えること)、意外と便利です。

WordPressでの置換機能:その便利さと必要性

文章が長くなると、特定の単語をひとつひとつ変更するのは非効率です。
たとえば、ブログで使用している用語や会社のルールに合わせて表記ゆれを防ぎたい場合、またはSEOの観点で重要なキーワードを適切に置き換えたい場合など、手作業で変更するのは時間も手間もかかります。
このため、文字列の「検索と置換」機能は、WordPressでブログ運営をしている方にも非常に役立つ機能です。

たとえば以下のような場面で活躍します:

  • 商品名の一括変更(例:商品名が「Model A」から「Model B」に変更された)
  • 専門用語や略語の修正(例:「IT」を「Information Technology」に統一)
  • 短縮語や略語を読者にわかりやすくするための置き換え(例:「AI」→「人工知能(AI)」)
  • キーワードの適切な配置によるSEOの強化
    (例:「短縮リンク」を「リンク短縮サービス」などに変更)

これらの用途に応じて、WordPressでも置換機能を利用できれば、作業効率がアップし、記事の質も保たれます。

では置換メニューの設定方法について説明していきます。

プラグイン「Advanced Editor Tools」

プラグイン「Advanced Editor Tools」で置換機能を使う方法

このプラグインは、従来の「TinyMCE Advanced」と呼ばれていたものが改名されたもので、多くのユーザーに愛用されています。

プラグインのインストールと有効化

WordPress上で置換機能を簡単に使えるようにするために、プラグインの”Advanced Editor Tools”を導入します。

プラグインの”新規プラグインを追加”(次図①)をクリックします。

plugin adding

するとプラグインを追加のパネルが表示されるので、キーワードの横の検索文字入力箇所(次図①)に”advanced editor”と入力します。

すると、Advanced Editorが表示されますので、その部分の”今すぐインストール”ボタンをクリックしてください。(次図②)

インストール後は”有効化”ボタンをクリックして、有効化してください。

plugin adding 2

【補足】先の図②では、既にインストールしているので”今すぐインストール”ボタンが”無効”ボタンに代わっていますが、インストールしていない状態では、次図のように”今すぐインストール”と表示されていると思います。

plugin adding 3 ( Advanced Editor Tools)

Advanced Editor Toolsの設定

プラグインのインストールが完了したら、次はAdvanced Editorの設定を行います。
はじめに、編集メニューに”置換”コマンドを追加できるようにします。

WordPressの左サイドメニューで”設定”(次図①)から、”Advanced Editor Tools”(次図②)をクリックします。

side menu setting

すると、下のように表示されるので、ブロックエディターのタブを選びます(次図の①)。
設定画面の下の方に色々なアイコンがあるので、そこから”検索置換”のアイコンを探し、それをツールバーのところにドラッグ&ドロップします。

block editor setting

すると、次図のようにツールバーに”検索置換”アイコンが追加されるのがわかります。

block editor setting 2

”変更を保存”ボタンをクリックして、設定を反映させます。

block editor setting save

Advanced Editorの設定は以上となります。

文字置換機能の使用方法

設定が完了したら、次に置換機能を使って記事内の特定の文字や単語を変更する方法について説明します。

まず、置換を行いたい記事の編集画面を開きます。

文字置換を使うためにクラシックエディタを使用します。
段落を選ぶとツールバーが表示されると思いますので、次図の①をクリックします。

すると縦長のメニューが、次図のように表示されます。
このメニューから「クラシック版の段落」(次図②)を選択します。

classic editor menu 1

すると、次図のように段落上にメニューが表示されますので、先ほど設定のところで追加した検索置換ボタンがあるのがわかると思います。
これをクリックします。

classic editor menu 2

検索置換パネルが表示されますので、検索語と置換語を入力します。
「検索」ボタンをクリックして、指定した単語が記事内でどこにあるかを確認します。
置換が必要な場合は、「置換」ボタンをクリックして変更を実行します。
これで、指定した単語やフレーズが記事内でまとめて置換されます。
長文記事や複数箇所で同じ語句が使われている場合に非常に便利です。

search menu

使い方のコツと注意点

置換機能の使用時に注意するポイント:

  • 確認を怠らない:大量の置換を行う際、予期せぬ箇所まで置換されることがあります。
    誤置換を防ぐためにも、置換後のプレビューや確認をおすすめします。
  • 部分置換と全置換の区別:同じ言葉が含まれる複数の表現がある場合、たとえば「Model A」と「A Model」など、部分一致置換のみにすると意図しない置換が発生する場合があります。
    できるだけ明確なキーワードを入力し、意図した部分だけを置換しましょう。
  • バックアップを取る:一度に大量の置換を行うと、元に戻せなくなる場合もあります。
    特に重要な記事や大規模な置換を行う場合には、念のため記事のバックアップを取っておくと安心です。

まとめ

WordPressでは、標準機能に「検索置換」機能が含まれていないため、こうしたプラグインを使って記事編集の効率化を図ることがポイントとなります。
特にブログやコンテンツ制作において、大量の文章を定期的に書いている方にとっては、置換機能は欠かせないツールです。
今回紹介した「Advanced Editor Tools」は、簡単な設定と使いやすいインターフェースで、置換を含む豊富な編集機能を提供しています。

置換機能を活用するメリット

  • 記事全体で統一した表現を簡単に保てる
  • 大規模なテキスト修正を効率的に行える
  • 誤字や表記ゆれの修正が迅速にできる
  • 記事のSEOを改善するためのキーワード変更がスムーズに行える

ぜひ、この記事を参考にしてWordPressの編集効率を高めてください。
記事執筆が楽になり、より良いコンテンツ作りにも役立つでしょう。

参考にさせていただいたサイト参考にさせていただいたサイト2】

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